「教育実践を語る」服部英雄のブログ

授業のこと,学級経営のこと,家庭教育のことなど,教育全般にかかわることについて,これまでの経験や研究をもとに語っていきたいと思います。

ノーメディア・ウィーク

今週は,ノーメディア・ウィークです。
ノーメディアというのは,テレビ,ゲーム,携帯などに触れないという意味です。

子どもたちの間で,携帯を中心に様々な問題が生じています。
特に,携帯のSNSでは,社会問題も生じています。

例えば,誘拐事件です。
これはもう犯罪です。実際に,犯罪としてニュースにもなりました。

それだけでなく,「神待ち」の掲示板やSNSなど,犯罪につながるのではないかというものが携帯やパソコンのメディアに溢れています。

これらのメディアを遮断するというのが,ノーメディアの意図です。

では,ゲームなら大丈夫と思われるかもしれませんが,今のゲームにはオンラインのものも多く,それをやっている子どもも多くいます。そのゲームの中には,チャットができるものもあり,そのチャットを通じて見知らぬ人と仲良くなる子どももいます。

このようなメディアの面白さは,大人より子どもの方が敏感です。
ですから,知らない間に,危険なメディアに近づいていることも少なくないのです。

このようなメディアへの意識を高めたり,家庭でメディアについて考えたりするのに,ノーメディア・ウィークを設定しています。

子どもたちが,家庭で相談して,自分に合ったメディアとの付き合い方を決めます。
例えば,テレビもゲームも携帯も一切見ないコースや,帰宅してからそれらを見ないコース,1時間以内に限定するコースなどなど。
このコースが,一つの目標となります。

そして,これらの目標をどれだけ達成されたかということを毎日記録できるようにします。
このウィークが終了した時に,目標とその達成について,学級で指導するというのが,このウィークの教育方法です。

明日で,このウィークが終了しますが,子どもたちの実態はどうなのか。
それが,楽しみでもあり,心配でもあります。

 
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新型コロナウイルスと学校現場

連日,新型コロナウイルス関連のニュースが報道されています。
国内での感染の拡大が懸念されていますが,この流行は学校現場と関係がないとは言えません。

現時点で,児童や生徒の感染はありません。
ですから,学校現場とはあまり関係ないように思われるかもしれません。

しかし,2009年の新型インフルエンザの流行を思い出してください。
県内の小中学校で,1週間程度の学校閉鎖が,一斉に行われたのです。
もし,新型コロナウイルスで,同様の流行が起これば,学校閉鎖もありうるわけです。

そうなると,年度末のこの時期ですから,色々と心配なことが出てきます。

まず,履修内容の完全履修の心配です。
年度末に学校閉鎖があれば,予定通りに進んでいる学習内容も,一気に遅れてしまいます。その結果,完全履修ができない可能性があるのです。もちろん,そうなったら,春休み返上で完全履修を目指すことになるかもしれません。

次に,卒業式などの学校行事への影響です。
学校閉鎖になれば,卒業式に向けての学習や練習が滞ってしまいます。
だからといって,卒業式を遅らせるわけにもいかないでしょう。

また,流行時期と式自体が重なってしまうと,どうなるのでしょう。
式を中止にすることもできないでしょうし,だからといって無理に登校させて式を行うことも難しいでしょう。

ですから,これからの動向を見据えたり予測したりしながら,学習内容は1週間程度余裕を持って,早めに進めておくことが必要だったり,卒業式もできる範囲を考えて簡略化したりする必要があるのではないかと思います。

とりあえずは,リスク管理を念頭に,三学期の残りを計画することが大切なのです。
 


 
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エビデンスのない教育論

今,都市部以外の地方では,子どもの数が減っています。
ひどい場合は,30年前の半分になっています。

そうなると,学校の児童数が減り,単学級の学校が増えてきます。
その結果,学校同士の統合や廃校などが増えてきます。

この時の言説に,
「単学級では,子どもたちが競い合うことがなく,たくましい子どもにならない」
「学級編成がないので,子どもたちの社会性が伸びない」
などがあり,それが学校統合に拍車をかける場合も少なくありません。

しかし,これらの言説に,どれだけの科学的根拠,つまりエビデンスがあるのでしょうか。
実は,そのエビデンスは,ないのです。つまり,大人の経験からの推測や印象からくるものがほとんどなのです。

現任校は,単学級で,担任している学級には,12人の子どもしかいません。
しかし,上述のような言説を感じることは全くありません。

狭い人間関係でも,競い合うことがなくても,子どものたくましさを育てることは可能です。
また,社会性についても,固定化された集団でも伸ばしていくことは可能なのです。

さらに,学級の児童数が少ないということは,数々の利点があります。
それは,次のようなものです。

・教師が一人の子どもに関わる絶対的な時間が増える。
・その時間が増えるということは,教科の指導や生活の指導などきめ細かくできる。

これらは,科学的に証明することは簡単です。
実際,算数などの指導が効果的にでき,進度も児童数が多かった時代より早く進み,テストの結果もより良いものになっています。

児童数の減少によるエビデンスのない言説だけでなく,教育界にはその他の言説が多くあるように思います。これらの言説に振り回されることなく,目の前の子どもたちとしっかりと歩んでいきたいものだと思います。

 
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服部英雄著

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