正月休みも終わり,3学期がいよいよ始まります。
地域によっていろいろでしょうが,6〜8日ぐらいが始業式ではないでしょうか。

3学期は,短い学期です。
行事もそれほど多くありません。
ですから,何となく2学期の勢いで,乗り切ることもできます。

しかし,逆に考えると,短いので,何を子どもたちに学ばせるか,どんな力を身につけさせるのか,ということが難しいとも言えます。
特に,行事中心で,教育をとらえている学校や教師にとっては,そうではないかと思います。

また,1年の締めくくりをしなければならないとも言えます。
学んできたことの定着,来年度に向けての準備,などなど様々考えられます。

さらに,短いから生徒指導上の問題も少ないと言うわけではありません。
特に,2月中頃から3月の初めにかけて,子どもたちは不安定になり易いので,問題も生じやすくなります。

なぜ,このころに不安定になるかというと,次の学年がちらちら見え始め,意識し始めるからです。
「次の学年では,だれと一緒になるだろう」
「次の先生はだれだろう」
などを考え始めるのです。そうすると,不安定になります。

以上のような問題を解決する一つの方法は,目標を持たせることです。
学習でもいいし,生活面でもいいし,教師と一緒に頑張ることでもかまいません。

よく学校全体でつくる「◯月のきまり」みたいなのは目標としては適しません。
できれば,ゴールが明確で,到達できたかどうかを子どもたちが判断できるような目標が,いいと思います。

各教科ごと,単元ごと,活動ごとに目標を持たせることが大切なのです。
そして,目標を持たせたら,それがどの程度達成できたのかということを,子ども自身に自己評価させたり,子どもどうしで相互評価させたりしなければなりません。

そうやって,充実した3学期を送りたいものです。 

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