昨日のブログで紹介したように,今日は,A市の小学校で,国語の校内研修会がありました。
それに,講師として参加させていただきました。
この小学校には,昨年度から関わらせていただいています。
研修会は,授業公開とその事後研と研修会です。
授業は,4年生の「三つのお願い」です。
公開される学級は,今年度の7月に私が授業させていただいた学級でした。
そのことを子どもたちが覚えていてくれて,教室に入るや,子どもたちが「服部先生」「こんちには」と口々に呼んでくれました。
中には,「サインをください」という子どもまでいて,授業前に,サイン会となってしまいました。
後で聞くと,担任の先生が,私のことをかなり持ち上げてくださっていたようで,子どもたちも忘れずに,覚えていてくれたようです。
そんな中,授業が始まりました。
担任の先生は,まだ,30前のお若い先生です。
しかし,その先生と子どもたちの関係が良いことは,授業が始まって,すぐに分かりました。
先生の話しかけや問いかけに,全ての子どもたちが一生懸命応えようとしていたからです。
このような関係が重要です。授業を通して,また,その他の学校教育活動全てを通して,このような関係を築いてかなければなりません。
そんないい関係の中,授業は進んでいきました。
三つ目のお願いを明確化し,二つ目のお願いとの比較をします。そして,これらの間にある違いは何なのかという観点で学習が進んでいったのです。
子どもたちは,先生の問いかけに一生懸命応えていました。
中には,鋭い意見もありました。
読みの内容が鋭いのです。別の言い方をすると,深いとも言えます。
登場人物の心情を読み取りながら,授業は展開していったのです。
これだけ子どもたちが,先生の問いかけに食いつき,読みも深いものであるなら,別の展開も可能なように思いました。それは,教師の問いかけを減らし,子どもの読みを教師がつないでいくような展開です。
授業のヤマ場は,どこでノービーの心情が変化したかという討論でした。
子どもたちは,積極的に自分の考えを発表しました。いくつか意見が分かれ,より盛り上がりました。
ただ,先生の読みとは,少し違う意見もあったようです。
事後研では,そのあたりのことをどのようにまとめれば良かったのか,ということが話題となりました。
また,感想文という文字パフォーマンスをどのように単元化するのか,一人学習をどのようにさせて,授業で活用するのかということが話題となりました。
それらについて,私の方から助言させていただきました。
心情の変化については,そのような投げかけで,子どもたちが考え,いくつかの許容されるところでまとめる方法。それに,教師も一人の読者として読みを紹介する方法。この方法では,教師の読みを正解として伝えたり,それを教え込んだりしてはいけません。あくまでも1つの読みとして紹介するのです。
感想文の単元化では,一般的な感想文ではその型が決まっているので,あまり面白くない活動になることが多いのです。ですから,活動の内容はほとんど同じで,その型をいろいろと工夫するということで,「お話しょうかい」や「ブックレビュー」,「書評」などの言語活動を紹介しました。
一人学習についても,これまでもお話してきたと思ったので,簡単に説明しました。
子どもたちの学習経験や発達段階に応じて,ワークシートの形式を工夫するということです。
また,それを活かすためにも,コーディネーターとして子どもの発言を受容しつつ構成すること,また,授業でヤマ場を用意しておくことなどについてお話しました。
どの先生も,熱心にメモをとりながら聞いてくださいました。
さらに,事後研の後も,校長室で数名の先生方が参加されて,研修会の二次会という感じで,会が盛り上がりました。そこでは,いろいろな話が出て,あっという間に時間が過ぎていきました。
やはり,このような研修会,お話は,楽しいなぁと改めて感じた1日でした。
それに,講師として参加させていただきました。
この小学校には,昨年度から関わらせていただいています。
研修会は,授業公開とその事後研と研修会です。
授業は,4年生の「三つのお願い」です。
公開される学級は,今年度の7月に私が授業させていただいた学級でした。
そのことを子どもたちが覚えていてくれて,教室に入るや,子どもたちが「服部先生」「こんちには」と口々に呼んでくれました。
中には,「サインをください」という子どもまでいて,授業前に,サイン会となってしまいました。
後で聞くと,担任の先生が,私のことをかなり持ち上げてくださっていたようで,子どもたちも忘れずに,覚えていてくれたようです。
そんな中,授業が始まりました。
担任の先生は,まだ,30前のお若い先生です。
しかし,その先生と子どもたちの関係が良いことは,授業が始まって,すぐに分かりました。
先生の話しかけや問いかけに,全ての子どもたちが一生懸命応えようとしていたからです。
このような関係が重要です。授業を通して,また,その他の学校教育活動全てを通して,このような関係を築いてかなければなりません。
そんないい関係の中,授業は進んでいきました。
三つ目のお願いを明確化し,二つ目のお願いとの比較をします。そして,これらの間にある違いは何なのかという観点で学習が進んでいったのです。
子どもたちは,先生の問いかけに一生懸命応えていました。
中には,鋭い意見もありました。
読みの内容が鋭いのです。別の言い方をすると,深いとも言えます。
登場人物の心情を読み取りながら,授業は展開していったのです。
これだけ子どもたちが,先生の問いかけに食いつき,読みも深いものであるなら,別の展開も可能なように思いました。それは,教師の問いかけを減らし,子どもの読みを教師がつないでいくような展開です。
授業のヤマ場は,どこでノービーの心情が変化したかという討論でした。
子どもたちは,積極的に自分の考えを発表しました。いくつか意見が分かれ,より盛り上がりました。
ただ,先生の読みとは,少し違う意見もあったようです。
事後研では,そのあたりのことをどのようにまとめれば良かったのか,ということが話題となりました。
また,感想文という文字パフォーマンスをどのように単元化するのか,一人学習をどのようにさせて,授業で活用するのかということが話題となりました。
それらについて,私の方から助言させていただきました。
心情の変化については,そのような投げかけで,子どもたちが考え,いくつかの許容されるところでまとめる方法。それに,教師も一人の読者として読みを紹介する方法。この方法では,教師の読みを正解として伝えたり,それを教え込んだりしてはいけません。あくまでも1つの読みとして紹介するのです。
感想文の単元化では,一般的な感想文ではその型が決まっているので,あまり面白くない活動になることが多いのです。ですから,活動の内容はほとんど同じで,その型をいろいろと工夫するということで,「お話しょうかい」や「ブックレビュー」,「書評」などの言語活動を紹介しました。
一人学習についても,これまでもお話してきたと思ったので,簡単に説明しました。
子どもたちの学習経験や発達段階に応じて,ワークシートの形式を工夫するということです。
また,それを活かすためにも,コーディネーターとして子どもの発言を受容しつつ構成すること,また,授業でヤマ場を用意しておくことなどについてお話しました。
どの先生も,熱心にメモをとりながら聞いてくださいました。
さらに,事後研の後も,校長室で数名の先生方が参加されて,研修会の二次会という感じで,会が盛り上がりました。そこでは,いろいろな話が出て,あっという間に時間が過ぎていきました。
やはり,このような研修会,お話は,楽しいなぁと改めて感じた1日でした。
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