明日は,隣市の小学校の校内研修会に講師として参加させていただきます。
その学校は,この秋に食育の研究発表を控えています。
その指導案の検討に参加させていただくのです。

それと同時に,道徳科の授業づくりについてもお話させていただきます。
ですから,校内研修会は,前半が指導案検討,後半が道徳科研修となります。

その後半の研修会の資料を作成したので,紹介したいと思います。

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 はじめに
・道徳科の授業の困難さ
・「発問ー応答」型から「参加ー構成」型へ


1.道徳の授業の困難さ

(1)教材分析について
・毎週,教材分析をしなければならない。
  国語や算数なら,一つの単元の教材分析をすれば,数週間はその必要がない。
・教材の特性がいくつかある。
  教材の特性の類別化…物語型,説話型,説明的文章型,伝記型
  ピンチはチャンス。

(2)授業の形態
・「発問ー応答」型になりがち。
   登場人物の心情を子どもたちに問う。…発問
   子どもたちは,その問いに答える。……応答
・板書に絵や図が多用される。

(3)授業の深まり
・心情追求型…どのような心情を子どもたちが気づけば,深まったと言えるのか。
・既有の道徳的価値から新たな道徳的価値への気づき。

(4)評価
・板書の活用
・ワークシート…道徳ノートの工夫
・振り返り作文


2.「発問ー応答」型から「参加ー構成」型へ

(1)教材の類型化
・物語型…登場人物の行動,様子,心情が出来事とともに変容する。
  登場人物の行動を吟味し,道徳的心情を読み取る。
・説話型…ある体験や経験を語りながら,語り手が主張をする。
  語り手の心情を読み取る。
・説明的文章型…文章内容に説明的要素が多く,最後に語り手や人物の主張がある。
  初めて知ったことを読み取る。
・伝記型…偉人や有名人のしたことや遭遇したことを感動的に語る。
  すごいなと思ったことを明らかにする。      

(2)「参加ー構成」型の授業
・授業前に,子どもたちは教材を読み,自分なりの考えを持つ。
   人物の行動や語り手の心情に線を引く。
   初めて知ったことやすごいなと思ったことに線を引く。
   道徳的に問題だと思ったことに印をつける。
・授業の開始は,子どもたちの交流から。

(3)「対話的」な話し合いを構成する
・「うながす」「つなぐ」「もどす」「ゆさぶる」「問い返す」「せまる」「意味・価値づける」
・「自分なりの考え」を「自分たちの考え」に。

(4)板書の活用
・子どもの考えや思いを構造的に
・「対話的」の話すことの記録に…「対話的」の評価に活用できる     


3.おわりに


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