大学附属の小学校に勤めているときのことです。
そこでは,教育についてラディカルに向き合い,様々なところで議論がありました。

定例の会議や授業の検討会。
研究発表会に向けての提案づくりや授業づくりについての会議。

これらの会議やそこでの議論をしているときに,よく感じたのが,
「脳のギアが上がる」
というものです。

これは,それまでゆっくりだった脳内の回転が,一つ,あるいは二つより速く回転している状態です。
そのときにMRIなどを使って測定したわけではないので,科学的・数値的に本当に速く回転しているかどうかはわかりません。しかし,感覚的に,そう感じたのです。

このとき,脳内では,話す内容はもちろん,これまでの知識を総動員したり,そこから新たな知を作り出したりしていました。と同時に,この内容は相手に伝わるかどうか,というようなことも判断していました。

そして,ギアが上がった脳活動のあとは,心地よい疲労感もありました。
特に,新しいアイデアや,きちんと相手に理解してもらう内容を作り出したときにそう感じました。

附属を出てから早10年。
あれから,脳のギアが上がることもあまりないなぁと,思います。
そして,当時が懐かしくもあります。

今後,このような感覚になることはあるのかなぁと思ったり,そのために努力をしなければと思ったりの今日この頃です。
 

 
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