(6)聞き手を引きつける話し方  

聞いている子どもを引きつける話し方がいくつかあります。もちろん、それは単なる話す技術だけではありません。子どもと教師の関係が良ければ、子どもは教師の話に食いついてくれます。  

それでも、子どもが興味や関心を持ってくれる話し方があります。  

まず、話の最初に情動的なことを示す方法です。例えば、子どもたちが面白いことや不思議だと思うことを、前もって宣言する方法です。「昨日、こんな面白いことがありました」と話し始めることで、子どもたちは興味や関心を持って話を聞くようになります。  

ただし、この方法では、子どもたちが、聞くことのハードルを上げることになってしまいます。その結果、話の内容が聞き手にとって大したことではない場合、つまり興味や関心を抱かせないような場合、子どもたちは聞くことに集中しなくなります。もちろん、話す内容が子どもたちの興味や関心に触れるような場合は、そうではありません。  

次に、ユーモアを含んだ内容の話をすることです。子どもたちが、つまらない話より面白い話の方が好んで聞くということは明らかです。そして、このユーモアというのは、子どもたちが聞いているかどうかを判断するのにも有効なのです。  

話が面白くて子どもたちが笑っている場合、それは「聞いている?」と確認しなくても聞いていることを把握できます。また、オヤジギャグのような場合で、子どもたちが「サムイ」や「シラー」としていても、それは聞いている証拠になるのです。  

そして、リアルな経験の話です。これは、聞き手を引きつけます。教師を何年かやっていると、いろいろな経験をします。それをリアルに話すことで、聞き手を引きつけることができます。このリアルな経験ですが、実際に経験していなくても、それをストーリーとして話すことで、聞き手を集中させることができるのです。それは、本の読み聞かせの効果と同様です。  

このリアルな経験談は、子どもだけでなく、保護者にも有効です。参観日の後の懇談会などで、保護者の方々の興味を惹くのは、子どもたちのリアルな姿なのです。ですから、それらをストーリー化して話すことで、しっかりと聞いてもらうことができます。「先生の話は面白くない」という反応から「おもしろくて、わかりやすい」というように転換することができるのです。


 
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