現任校の5年生で、授業させてもらえることになりました。
「大造じいさんとガン」の教材です。

これまで、いろいろと実践をしてきました。
「実況中継」をつくるパフォーマンスを単元主題にしたり、クライマックスに着目した「クライマックス・コンテスト」をしたりしました。

今回は、後者の「クライマックス・コンテスト」で実践しようと考えています。というのも、学校全体で読書活動に力を入れていて、「コンテスト」というパフォーマンスが読書活動と関連するからです。

子どもたちは、これまでの読書経験やこれからの読書活動をもとに、「大造じいさんとガン」のようなクライマックスが面白いお話を探して、そのクライマックスの良さを読解していきます。そのために、「大造じいさんとガン」の教材で、クライマックスの読解を練習します。

この単元構想については、拙著「活動する国語3」に詳述しているので、そちらもご覧ください。

さて、子どもたちは、これまでに音読練習を繰り返しています。家庭学習を中心に、何度も音読するようにしました。

かなりすらすら読めるようになってはいますが、まだまだ練習が必要です。最初に範読して、音読練習をするようにしてから来週で2週間です。一日一回練習すれば14回、 2回なら28回。最低でもそれぐらいは音読練習させたいものです。

単元構想は、その主題を「クライマックス・コンテストをしよう」と設定しました。次回の授業では、それを提案し、その活動テーマを子どもたちとつくる予定です。

複案としては、「クライマックスの良さを見つけよう」「クライマックスの良さをはっきりさせよう」「クライマックスNo.1を決めよう」と考えています。

一つ目のテーマでは、教材のクライマックスに着目させるとともに、その良さを自分なりに見つける活動をします。と同時に、これまでの読書活動や新たな読書で、クライマックスが面白い本やお話を見つけられるようにします。

二つ目のテーマでは、自分なりに見つけた良さを交流しながら、誤読や浅い読みから、的確で深い読みへと高めていきます。そうして獲得した読みが「自分たちの読み」です。

最後の三つ目のテーマでは、教材で学習したクライマックスの良さを自分が読んだ本やお話に転移させながら、良さを見つけることができるようにします。そして、その中の一番を決定させ、みんなに紹介します。それをもとに、学級で一番のクライマックスを持った作品を決定するのです。

月曜日は、単元主題の提示と、活動テーマの確認の学習になります。これから、授業の実際をこのブログで紹介していきたいと思います。
 
 
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