今日から、二つ目のテーマ「クライマックスのよさをはっきりさせよう」の活動に取り掛かりました。
子どもたちは、これまでに一つ目のテーマ「クライマックスを見つけよう」で、「大造じいさんとガン」の音読練習をしたり、クライマックスの面白い物語を見つけたりしてきました。

そして、前の時間に、1場面の盛り上がりやその良さが分かるところ、盛り上がりにつながる言葉を、一人学習で見つけさせていました。それを、今日は、みんなで交流することが活動となります。

しかし、交流といっても、今年度5年生で初めて国語の学習をします。ですから、交流の仕方として、発言の仕方や対話の仕方などを指導しながらの授業となります。

その発言や対話の仕方をまとめると次のようになります。
・意見のある子どもは立つ
・立った子ども同士は相談していい
・「はい」の早い子どもから発言する
・「はい、僕は…」「はい、僕も…」と話し始める
・賛成意見を続ける
・賛成か反対か質問かわからないかを考えながら聞く
・聞いたら反応する
などです。

これらを指導しなければならないので、授業の展開は、どうしても遅くなってしまいます。担任している学級であれば、1場面の学習を1時間でできるのですが、前半だけとなってしまいました。

さらに、「言葉に着目すること」「言い換えて読みを深めること」「比較して読みを深めること」 なども今日の指導の狙いでした。

「言葉に着目すること」では、『特にどの言葉がつながる(いい)と思いましたか?』と問いかけました。また、「言い換える」では、『賛成です、ではなく、どう賛成なのか?」や、『全く同じということはありません』などの問いや注意をしながら、少しずつ言い換えればいいことを理解できるようにしました。

「比較」では、「率いて」と「一緒に」を比べさせたり、「気がしてなりませんでした」と「気がしました」を、「かけつけました」と「近づきました」を、それぞれ比較させました。そして、比較することで、読みやイメージが豊かになることを実感できるようにしました。

そして、レトリックである比喩についても気づかせ、『何を何に喩えているのか』『それは、どんなことなのか』ということを考えさせました。つまり、「子どものように」のイメージを具体的に言語化させていったのです。

この比喩では、2年生の「スイミー」や3年生の「モチモチの木」などでも出てきたことに気づくことができるようにしました。

授業終了時の板書は、次の通りです。


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