二つ目のテーマ「クライマックスの良さを見つけよう」の2時間目です。
といっても、本来は、今日学習する内容も、昨日の1時間でやる予定でしたから、補足的な時間となります。

まず、最初に昨日の学習を振り返りました。昨日は、うなぎ釣り針の計略で、一羽のガンを捕まえることができたところまででした。細かな内容を確認するというよりは、学び方を振り返ることをしました。

それは、次の通りです。
・言葉にこだわること
・比較すること…そして、言い換えること
・比喩に着目すること

そして、昨日の続きの対話を再開しました。

子どもたちは、「昨日よりも」の「よりも」や「もっとたくさんの」の叙述に着目して、『次もきっといけるという自信を持っている』や『今日、1羽取れたから明日こそ』、『次もきっと上手くいくはず』のように読み深めていきました。

次に、「大きな羽音」や「ガンの大群」、「飛び立ちました」などの叙述を関連づけながら、『大きな羽音だから、大群だと分かる』『大群が飛び立ったから驚いている』などの読みをしました。そして、昨日の作戦が上手くいっていれば、大群が飛び立つはずがないことから、次の「はてな」という大造じいさんの気持ちに迫っていきました。

関連して「首をかしげました」にも着目して、大造じいさんの不思議に思っている気持ちや何だという気持ちを読み取っていきました。

そして、「一羽もはりにかかっていません」の「一羽も」に着目しして、『捕まっているはずなのにどうして』という心情にも迫りました。さらに、この「一羽も」が、前述の「たくさん」と対比になっていることにも気づいていきました。

最後に、「ううむ」という感嘆の声につながっていったのですが、ここで、「もらしてしまいました」を「もらしました」と比較させました。子どもたちは、『我慢できなかった』や『思わず出てしまった』『そんな声もらしたくなかったのに、という気持ちがわかる』『無意識で出てしまった』のように読み深めていきました。

ここで、時間がきそうになったので、ここまでの大造じいさんの心情を曲線で表すことにしました。後で紹介する緑のチョークで描いた曲線です。

途中の「秋の日が美しくかがやいていました」の叙述にも着目させて、ここから盛り上がりが始まることに気づかせようとしましたが、子どもたちは今一つピンときていないようでした。このような表現は、2場面にも3場面にも出てくるので、そこで扱うことにして授業を終えました。

授業終了時の板書は次の通りです。
 

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