明日は新年度の始業式です。
行事予定では着任式があり、その後に始業式です。

始業式では、担任発表があります。
この時の子どもたちの反応が楽しみでした。
どんな反応をするのか。

「やったー」という歓喜もあれば、「あーあ」という失望もあります。
ちなみに私の場合、ほとんどが前者でした。

ほとんどというのは、学校長が事前に、そういう声をあげないようにと言ってから担任発表をした時が数回あって、その時は子どもたちの反応がなかったからです。

さて、始業式後は、学級指導となります。
そこでは、教科書やノートや教材(ドリルなど)を配布したり、いくつものプリントを配布したりします。

それらが終わって、いよいよ学級指導と呼べるものになります。
そこでは、まず、教師が自己紹介をして、その後に子どもたちが続きます。

この子どもたちの自己紹介の時に子どもの名前を覚えます。
その覚え方は、次の通りです。

一人一人自分の名前を言うようにします。座っている順にです。そして、1列終わったら、その名前を覚えているかテストします。覚え方は、何かにたとえる方法、兄弟関係を手がかりにする方法、などを活用します。

そして、1列が済んだら次の列というように進めていきます。時々、忘れそうな名前を列とは関係なく確認したり、確認の時に名前を連呼して面白くしたりします。

各列確かめテストをしつつ、半分ぐらいでそれまでの名前を覚えているかテストします。
30人の学級だと半分で15人となります。

その後も各列を同様に自己紹介と暗記に使い、全員の自己紹介が終わった時に全体を復習します。ここまでの時間が、学級の規模によりますが、30人前後なら10分から15分で覚えることができます。

全員をテスト形式で言い終えた時、子どもたちから自然と拍手と歓声が起こります。
子どもたちにとったら、そんな短時間で覚えるのがすごいという気持ちや、先生と一緒に新しい学級を迎えたという喜びから、拍手と歓声につながるのでしょう。

この暗記法は、「ペグ法」と言います。子どもたちの座席に名前をペグで打ち込んでいく暗記の仕方なのです。ですから、子どもたちが、自分の席を外れて自由に動き出すと全員を記憶して名前で呼ぶことは困難になります。

それはそれでもいいのです。大切なことは、短時間で名前を覚えたということで、そこに子どもからの驚きや信頼感が生まれ、その後の学級経営に良い影響を及ぼすということなのです。 

そして、このような学級での子どもとの関わりの後に、学級経営案を子どもたちに示します。 


 
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