現在、当県では緊急事態宣言が出されています。
それに伴って、教育活動も制限されることが増えています。

というのも、変異ウィルスの影響か、若年層の感染が増えているからです。
実際、当地方の健康福祉事務所管内における学生や生徒、児童などの感染者が増えています。

このようになってくると、学校教育現場も、いつ学級閉鎖や休校になってもおかしくありません。
そうなると、授業の遅れが危惧されます。

ですから、これらの事態を予測して、ある程度学習内容を先に進めておく必要があります。
つまり、通常の授業進度よりやや急ぎ気味の展開にしていかないとならないのです。

さらに、学校行事についても、例年通りではいきません。
昨年度もそうだったのですが、今年度も色々と変更しなければならないでしょう。

実際、中学校の修学旅行が延期になったり、自然学校が中止になったりしています。
行事が大きければ大きいほど、中止を含め、様々な変更が必要になってくるのです。

ただ、授業内容を早く進めるからといって、子ども達の思考や表現を軽んずることはできません。
それらをきちんと保障しながら、展開を早めることができるところは早く進めることが重要なのです。
つまり、教材や学習内容によって軽重をつけるということです。

今年度、国政はオリンピックの開催についての議論が第一で、その他のことが二の次になっているように思います。それは、政治的な要因です。

そうなってくると、政治的な思惑と教育現場の実際とがかけ離れてきます。
実は、それが大きな問題なのですが、現場ではそれを認識するのが難しいようです。

それでも、あえて意識化して、学校教育実践に替えていかなければならないのだと思います。 

 
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