春の遠足です。
この遠足の意味は,新しい学級,新しい先生と,親しい関係を築くというものです。

ですから,歩いている途中も子どもたちと色々話しながら行きます。
車があまり来ないところでは,多少列も乱れても構わないと考えています。

それを杓子定規に,どんなところでもきちんと列を作って乱さない指導は,上のねらいも含め,遠足の楽しさを減らしてしまいます。

それよりは,子どもたちとどのようにより良い関係を築いていくのか,そのために教師はどのようなアクションをするといいのか,ということの方が重要です。

さらに,その教師のアクションに対し,子どもたちがどのようなリアクションをとるかということから,子ども一人一人を理解したり,接し方を考えたりすることにも資するのです。

そんな遠足の目的地で,いきなり声をかけてくる女性がいました。
年の頃は,三十半ばぐらいでしょうか。

「服部先生ですか。」
と聞かれ,
「はい。…で…。」
と答えたところで,気づきました。
「〇〇ちゃんでしょ。」
「はい,そうです。」

そこからは,会話がどんどん弾みました。
「今,どこに住んでるの?」
「へぇ,あの頃のみんなは元気にしているかなぁ?」
など,質問することが多かったようです。

今から,20数年前に6年生で担任した教え子でした。
実に奇遇です。

話を聞いてみると,娘を連れて実家に戻ったところ,お昼にここへ遊びに来たそうです。
実に懐かしいです。

思い返すと,彼女を担任したのは,新任校の次の学校です。
その学校で,初めて6年生を担任した時の教え子だったのです。

特に,その年は,校舎が改築となり,印象深い学年でした。
たくさんの子どもたちの名前を覚えていたので,それを言うと,
「よく,覚えてますねぇ。」
と,感心されました。

「そりゃあ,覚えてるよ。」
と,また話が盛り上がりました。

こんな出会いがあるのですね。
驚きです。

教え子たちが,頑張っていてくれると,本当に嬉しいです。

家に帰ってから,倉庫のような部屋を引っ掻き回して,これまで担任した子どもたちの足跡をたどりました。前から,一度整理しようと思っていたのです。

しっかり覚えている子,忘れてしまっていた子,いろいろです。
しかし,今一度,担任した子どもたちを確認したいと思いました。
それを,次の3連休の課題にしようと思った,今日の出会いでした。


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