「教育実践を語る」服部英雄のブログ

授業のこと,学級経営のこと,家庭教育のことなど,教育全般にかかわることについて,これまでの経験や研究をもとに語っていきたいと思います。

指導案

2年生国語「スーホの白い馬」2019年度4

昨日の続きです。
単元の目標と流れを作成しました。
それが次の通りです。

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4 単元の目標
・自ら進んでドラマに大切だと思う言葉を見つけたり,一斉授業で発言や応答したりすることで,自分なりの読みをより高めようとする。【関心・意欲・態度】

〔知識,及び技能〕
・スーホの行動や様子に着目しその心情を読み取るとともに,反復や対比,比喩や倒置などのレトリックに着目し,それらを想像する道具として習得する。

〔思考力,判断力,表現力等〕
・自分なりの読みを的確に伝えたり,他者の読みに答えたりすることで読みを深める。 【A話すこと・聞くこと】
・自分なりの読みをワークシートに形成したり,振り返りを書いたりすることで書くことに慣れる。 【B書くこと】
・場面ごとの情景や人物の心情を,言葉にこだわりながら,イメージ豊かに想像する。【C読むこと】


5 指導計画(全11時間)
第一次 「お気に入りの場面を決めよう」(4時間)
    1)2)  音読練習をし,お話の大体を理解する。
    3)4)  ミュージカルに工夫する言葉を見つけ,その具体的な工夫やなぜ工夫しようと思ったかということをワークシートに書き出す。

第二次 「お気に入りをドラマにしよう」(5時間)  
◯場面ごとに「自分なりの読み」を交流し,場面の様子や人物の心情を読み深めていく。
1) 白馬を拾ってきて,大切に育てるスーホ                     
2) オオカミを追い払う白馬を,ねぎらうスーホ                   
3) 競馬に出て一等になるものの白馬を奪われてしまうスーホ             
4) 矢が刺さっても帰ってきた白馬を懸命に看病するスーホ〈本時〉          
5) 夢に見た白馬の言う通り楽器にして歌うスーホ               

第三次 「ドラマをかんせいさせよう」(2時間)   
1) 場面ごとに役割を分担し,ミュージカルの全体をとらえる。   
2) 練習をしたりリハーサルしたりしながら,表現することを通して学びを定着させる。

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2年生国語「スーホの白い馬」2019年度3

来週の水曜日,校内研修で授業を公開します。
その指導案を作成しています。

今日は,その指導案の授業づくりのところを紹介したいと思います。

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1 単元名  「ドラマ」をつくろう

2 教 材 「スーホの白い馬」光村図書出版2年生下

3 授業づくりについて
 本学級の子どもたちは,文学的教材の「ふきのとう」で,音読表現を中核に据えた読解活動をめざして「音読げきをつくろう」の学習をしてきた。そこでは,一人学習で「音読劇に大切なことばや工夫できる言葉」を見つけ,その根拠や工夫の具体を自分なりに形成してきた。その学習を通して,言葉にこだわることや,一斉学習の対話の仕方などを習得し,次の文学的教材「スイミー 」や「お手紙」の学習に取り組んだ。ここでも,自分なりの読みを形成する一人学習をすることで,子どもたちの授業に対する意欲が高まること,教師の問いかけはもちろんだが,一斉授業の対話で読みが深まっていくことを検証することができた。これらに続く教材「スーホの白い馬」でも,「自分なりの読み−自分たちの読み−自分の読み」の学習過程を展開することで,さらに学習意欲や対話による読みの深まりが期待されると考える。そして,その学習過程の中核となる言語活動(パフォーマンス)を「ドラマ」と設定した。

 本教材は,スーホと白馬の心のつながりを描いた作品である。子どもたちは,スーホの白馬に対する思いを中心に,スーホの行動や様子,そしてそれらから心情を読み取っていく。それらをより自主的に,同化的に読み進めていく手立てとして,「ドラマ」を設定した。ここでいう「ドラマ」とは,教材となるテキストを読みながら、そこからイメージしたことを身体に映し、動作化することである。喩えて言うなら、役者が台本を読みながらどのように身体で表現するかという「立ち稽古」に似ている。子どもたちは,「ドラマ」をつくるために動きやセリフで工夫する言葉を見つける。その工夫をより進めていくために,場面の言葉の精選やイメージづくりが促され,それらが文学的教材の読みを深めたり広げたりすることに通じる。そして,これらの読みが誤読や独りよがりにならないために,一斉学習の対話を通して,子どもたちの学習意欲と対話による読みの深まりを期待することができるのである。

 指導にあたっては,単元主題を「ドラマをつくろう」と設定した。そして,それを達成させる活動テーマを「お気に入りの場面を決めよう」「お気に入りをドラマにしよう」「ドラマを完成させよう」とした。一つ目のテーマでは,ドラマをつくるために動きやセリフで工夫しなければならない言葉を見つけさせ,どんな工夫をするのかということをワークシートに一人学習させる。これが,「自分なりの読み」となる。二つ目のテーマでは,「自分なりの読み」を交流して,工夫する言葉を明確化し,対話を通して読み深めたり読み広げたりする。この一斉学習という対話は,子どもたちの学ぶ意欲を促し,自ら進んで「自分たちの読み」を形成することを可能にする。単元のまとめとなる三つ目のテーマでは,自分のお気に入りの場面を一つのドラマとして完成させる。この経験が、文学教材の読みを創造することはもちろん、子どものものの見方や考え方を深めることになる。

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2年生国語「お手紙」5

昨日の続きです。
「お手紙」の指導案の単元計画について載せたいと思います。
いつものように,子どもの「学習活動」と「教師の働きかけ」をそれぞれ別にしています。

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3.目 標

○叙述にこだわりながらがまくんとかえるくんの会話からその心情や様子をイメージ豊かに読み取るとともに,意味のレトリックや比較をイメージ化の方法として活用する。  
○読み取ったことを表現につなぎながら,がまくんとかえるくんの役になりきって,会話劇をつくる。

4.学習の流れ(全11時間)

一次のテーマ「会話げきでくふうすることばを見つけよう」
〈学習活動〉
1)2)全文を通読して,音読を繰り返し,文章の大体を把握する。
3)4) 会話からがまくんとかえるくんの心情を読み取り,自分なりの読みをつくる(4時間)
〈教師の働きかけ〉
・音読を繰り返させて言葉の意味や叙述の大体を把握できるようにするとともに,お話の特徴である会話の多さに気づかせて会話劇をつくる見通しを持つことができるようにする。
・会話の叙述や言葉にこだわらせ,どのように表現するかということから二人の心情や様子を想像し,ワークシートにまとめられるようにする。

二次のテーマ「くふうすることばをはっきりさせよう」
〈学習活動〉
1)1場面 ①段落〜③段落
 ・悲しそうながまくん
 ・二人ともかなしい気分
2)2場面 ④段落〜⑥段落
 ・お手紙を書くかえるくん
 ・自信満々のかたつむりくん
3)3場面 ⑦段落〜⑩段落
 ・がまくんを励ますかえるくん
 ・待つのを諦めているがまくん
4)4場面 ⑪段落〜⑬段落
 ・怒りだすがまくん
 ・お手紙を書いたのを言ってしまうかえるくん
5)5場面 ⑭段落〜⑳段落
 ・お手紙の内容と幸せな気持ち
 ・四日たってお手紙をわたす(5時間)
〈教師の働きかけ〉
・各時間の学習の流れは,①学習場面の確かめ,②自分なりの読みの交流,③学習の振り返りとまとめ,とする。
・場面ごとに会話の叙述や言葉にこだわらせながら,イメージを豊かに読み取ったことを伝え合って,自分たちの読みを形成できるようにする。
・反復や対比に気づかせ,それをイメージ化の方法として活用できるようにして,自分たちの読みを深めることができるようにする。
・本時の学習場面だけでなく,他の場面やお話全体と往き来させながら,場面の様子を豊かにイメージできるようにする。
・こだわらせたい言葉や叙述は,それらを取って比較したり別の言葉に置き換えて比較したりしながら,それらの言葉や叙述のイメージを豊かに想像できるようにする。
・学習や活動の終了時に,板書を活用しながら学習を整理し,振り返りを作文にまとめられるようにする。

三次のテーマ「会話げきをかんせいさせよう」
〈学習活動〉
1)これまで学習してきたことをもとに,自分が劇にしたい場面と役を決めて,劇の練習をする。
2)全部の場面を通して,お手紙の会話劇を完成する。(2時間)

〈教師の働きかけ〉
・まず場面を決定させ,一つ目のテーマで決めたかえるくんとがまくんの役の台詞を表現する練習ができるようにする。
・これまで学んだことを生かして学級のみんなの前で,聞き手を意識しながら会話劇を表現することができるようにする。

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今日,この指導案に沿って授業を展開し,それを参観していただきました。
その授業後の板書は,次の通りです。
これまでもそうですが,今回も少し,場面ごととは,ずれています。

お手紙 - 1 (1)



 
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2年生国語「お手紙」4

明日,他校の先生が授業参観にいらっしゃいます。
公開する授業は,国語「お手紙」です。

その指導案を作成しました。
それを紹介したいと思います。

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1.単 元  会話げきをしよう(「お手紙」アーノルド=ローベル・光村二年下)

2.授業づくりについて

 「お手紙」は,一度も手紙をもらったことのないがまくんに,かえるくんがこっそりお手紙を書いて,がまくんがとても喜ぶというお話である。そこにはがまくんの悲しさや諦め,さらに怒りまでが描かれているが,かえるくんの優しさが二人を幸せな気持ちにさせ,四日間手紙を待ち続けることができる。また,かたつむりくんに手紙を届けてもらうというのも,お話の伏線として効果的である。

 このようなお話が,かえるくんとがまくんの会話を中心に展開していく。がまくんの悲しさを共有する場面,かたつむりくんにお手紙をあずける場面,お手紙を待とうとがまくんを励ます場面,とうとう自分がお手紙を書いたことを知らせてしまう場面,いずれの場面も会話の流れにそってお話が進んでいく。そして,それ以外の叙述は淡々とした口調で,二人の心情や様子はそれほど多く表現されていない。つまり,会話から二人の心情や様子をイメージするお話なのである。

 この二人(かたつむりくんも含むと三人)の会話からその心情や様子を想像するためには,かえるくんやがまくんがどのようにしゃべっているかを想像しなければならない。どのような言い方で,どのような態度でなどを叙述を手掛かりに想像するのである。そこで,これらの想像をより促すために,「会話げき」という表現活動を単元の中核に据えて学習を進めていくことにした。

 「会話げき」というのは,会話だけで展開していく劇である。つまり,「かえるくんが言いました」などは表現しない。また,「まどからのぞきました」などの様子や行動を表す叙述も劇には含まない。子どもたちは,かえるくんやがまくんがどのように話しているかを想像して,二人の心情や様子をイメージしていくのである。このとき,会話の叙述のどこをどのように工夫するかを考えさせる。そして,その工夫を「〜な気持ちで読む」や「〜のように読む」のように考えさせることで,かえるくんやがまくんの心情や様子を読み取ることができるようにしたい。それでも,子どもの中には,単に「大きな声で」や「強く言う」などの形式的な読み方の工夫を考える子どももいるだろう。そんなときは,その根拠を考えさせることで,「〜な気持ちでいるから」や「〜な様子だと思うから」のように,心情や様子に迫ることができるようにする。

 指導に際しては,単元の活動の流れを,『会話げきでくふうすることばを見つけよう−くふうすることばをはっきりさせよう−会話げきをひらこう』と設定した。まず,単元の導入となる『会話げきでくふうすることばを見つけよう』では,作品を通読して登場人物や出来事などの大体を把握させる。このとき,お話の特徴である会話に着目させ,「会話げき」を開くことを提案する。そして,「会話げき」をつくるのに工夫したい叙述や言葉と,工夫の方法や根拠を考えさせ,それらをワークシートにまとめることができるようにする。これが,子どもたちの自分なりの読みとなる。

次に,二つ目のテーマである『くふうすることばをはっきりさせよう』では,それぞれの場面ごとに,自分なりの読みを伝え合い,読み深めることができるようにする。子どもたちは,叙述とイメージを往き来しつつ,がまくんとかえるくんのやりとりに着目しながら,二人の心情や様子を想像していくだろう。さらに,反復や対比などのレトリックにも着目させ,より豊かなイメージを持つことができるようにする。

学習のまとめとなる『会話げきをひらこう』では,これまで学習してきた自分たちの読みをもとに,会話げきを完成させて発表できるようにする。子どもたちは自分の読みを完成させ,自分ならではの表現をするだろう。このような学習を通して,表現活動と読解活動の関連をはかりながら読むことの力を高めていけるようにしたい。

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2年生算数「かくれた数はいくつ」指導案4

本時の学習,第二次の2時です。
これも,「子どもの学習活動」と「教師の働きかけ」に分けて示したいと思います。

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(1)目標  減った数を求める逆思考の問題をテープ図にかいて考えて解き,同様の問題をつくる。

(2)展開
〔子どもの学習活動〕

1.本時の活動テーマと学習内容を確認する。

2.自分なりの考えを交流して,へった数を求める問題を解く。

(わ) ・はじめにケーキが20こ ・子どもたちにくばって,残りは5こ
(た) ・何こくばりましたか
(ず)省略
(せ)
・はじめの数20こをかいて,くばった数を区切って?でかく。残り5こになったから,それをかく。
・ここがはじめの20こで,何こかくばったからここが「?」。残り5こで,この図になった。
(し)
・20-5=15
・20-15=5
(こ) ・5こ

3.本時の学習を振り返り,練習問題に取り組むとともに,同様の問題をつくる。

〔教師の働きかけ〕
○一人学習でまとめたノートやA3をもとに考えを伝え合い,問題の数量関係をとらえてテープ図に表したり,立式して答えを求めたりできるようにする。

・この問題に取り組んでいる子どもから発言させ,この問題以外の子どもも賛成・反対・質問・わからないで反応できるようにし,全員が問題の数量関係をとらえることができるようにする。

・前時の学習で習得した,文章題の解き方に即して発言させ,それぞれに反応させることで,対話的な学習ができるようにする。

・テープ図の説明では,問題に示してある数量の順に書いていくことを確認し,その順に説明できるようにするとともに,「わ」と「た」がきちんと示されているようにする。

・この問題が逆思考の考え方であるかどうかを検討させ,順思考では残りが答えになることから,同じ引き算でも逆思考であることに気づくことができるようにする。

・立式では,数量関係から前時のような順思考の式は出て来にくいと考えられるが,答えが等号の右辺にあることを確認し,正しい立式ができるようにする。

◎意欲的に反応したり発言したりして,数量関係をとらえたりテープ図をかこうとしたりしている。

◯板書をもとに学習を振り返り,練習問題に取り組ませ,この問題を選んだ子どもたちが同様の問題をつくることができるようにする。

・練習問題は,教科書の問題,計算ドリル,問題集(市販)とし,それらに取り組ませる。


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