「教育実践を語る」服部英雄のブログ

授業のこと,学級経営のこと,家庭教育のことなど,教育全般にかかわることについて,これまでの経験や研究をもとに語っていきたいと思います。

校内研究

学校教育現場の研究について

校内研究を進める立場にあるのが、研究推進委員会です。
その長を中心に、委員会で検討して進めていくのが通例です。

ただ、その研究の進め方について、色々と思うところがあります。
というのも、以前勤めていた附属小学校で、実践研究のあり方について、厳しく教えてもらったからです。それに照らし合わせると、現場の研究がまだまだ甘いと思わざるを得ません。

まず、学校全体で研究を進めていくということからか、研究のまとめの文責が明確でないことが少なくありません。おそらく、そのまとめの文章を書いたのは、研究推進担当なのでしょうが、そこに誰が執筆したのかということを明記しないのです。

これは、文責を負わないという意味から、無責任なように思います。
仮に、学校全体で研究を進めていても、それを具体的な文章で示しているのであれば、それを執筆した者が誰かということは、明らかにしなければなりません。

次に、先行実践や研究に対して、甘いということが挙げられます。
自分たちが行っている研究に対して、先行している実践や研究を調査するということが抜けがちなのです。

確かに、この調査は、現場で子どもたちと日々接して指導しているとなかなか、その時間が取れないこともわかります。それでも、研究するかぎり、先行する研究に対しては、知っておかなければなりません。そのために、大学の先生や研究機関を利用すればいいのです。

このことと関係して、先行する実践や研究、さらには文献が明らかであるなら、それをきちんと明言しなければなりません。そして、きちんと引用して、その引用先を明示します。そうしなければ、先行する実践や研究を盗んだことになってしまうのです。

以上、3点あげましたが、これらは、学問的な研究をするときには必要なことであり、それらがきちんと満たされていないと、学問的な研究とは呼べません。

現場の研究を、学問的な研究にまで高めるためにも、この3点をクリアしなければならないと思います。

 
ランキングに挑戦しています。
いつもクリックありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。 

懐かしい

今日,校内研修に参加させていただいた小学校は,ずっと以前にも行かせていただいた学校でした。
駐車場は,以前と同じ体育館下で,迷うことなく到着できました。

しかし,そこから,校舎の方に向かったのですが,どこが玄関か…。
というのも,校舎が改築されていたからです。

学校の周りをうろうろしているときに,その小学校の先生が見つけてくださって,案内してもらって玄関にたどり着きました。

今日の研修は,前半を私の方から本校の研究テーマに即したお話をして,後半指導案の検討という形でした。

その研修のときに,先生方は皆さん活発に話し合われたり質問されたりして,校内研修に対する意識の高さを感じさせられました。そんな中,発言が鋭いなぁと感じる先生がいらっしゃいました。ただ,マスクをみんなしているので,お顔を確認することができませんでした。

研修が終わり,校長室での話も終え,その学校を出るときに,その先生から,
「〇〇です。以前お世話になりました。」
という,ご挨拶がありました。

すぐに,ピンときました。
「〇〇先生ですか。懐かしいです。」
と,お応えしました。

本当に懐かしかったのです。
今から十数年前に,授業を見せていただいたことやその後の研修会,さらにその後の校長室でのお話など,ありありと思い出されたからです。

このような出会いや再会があるのですね。
嬉しくなりました。

やはり,人との出会いを大切にしないといけないなぁと改めて思った,だけでなく嬉しい思いでいっぱいの1日でした。

 
ランキングに挑戦しています。
いつもクリックありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。 

校内研修会

withコロナ の中,学校現場も再開され,校内研修会も開かれるようになりました。
明日は,県内の小学校の校内研修会に講師として参加させていただきます。
テーマは「ことばの力を育成を図る活動」です。

このテーマは,その小学校の研修テーマです。
ことばの力の系統とは,評価の観点とその方法は,授業をどのように構想するかなどがその内容です。

明日の研修会に向けての資料を作成しました。それを紹介したいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 はじめに
・ことばの力について
・評価の観点とその評価法について
・パフォーマンス単元を構想する

1.ことばの力について
(1)完全実施となった指導要領から…※資料1 「ことばの力」についての考察
・知識及び技能
   ことばの機能
   語彙
   ことばの関係
   情報の扱い
     情報の関係
     情報の扱いそのもの
・思考力・判断力・表現力等
   A話すこと・聞くこと
     伝え方
   B書くこと
     構成
   C読むこと
     内容理解
     読解

(2)学問的な知見から…※資料2 提案要項2009
・発語行為
・発語内行為
・発語媒介行為

(3)ことばを遂行するストラテジー
・方略
・認識の方法
・レトリック


2.評価の観点とその方法
(1)評価と評定と
・評価…日々の活動
  相槌から言葉がけまで
  子どもの学びを促進するものでなければならない
・評定…指導要録
  子どもの学びを評価して定めるもの
  子どもには開示しない
  次の担任の指導資料となる

(2)評価の観点
・従来と変わらない
・観点の軽重が少し変わった…しかし,従来通りでいいのではないか

(3)評価の方法
・評定を意識しすぎると,授業のダイナミズムが損なわれる
・「細分化・精緻化」するよりは,「抽出・整理化」する方がいい   


3.パフォーマンス単元を構想する
(1)単元主題の設定
・パフォーマンスを中核に
・「主題ー探究ー表現」モデル

(2)活動テーマの設定
・単元主題に至るための活動
・活動テーマは,最後から
・子どもと一緒につくりあげる      

(3)「一人読み」で「自分なりの読み」を
・「自分なりの読み」を形成する時間を確保
   授業時間+家庭学習
・ノートやワークシートに書き込ませる
   発達段階に応じて…テキストに棒線・書き込み,ノートやワークシートに


4.おわりに

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
ランキングに挑戦しています。
いつもクリックありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。 

A市小学校校内研修会

明日は,県内のA市の校内研修会に講師として参加させていただきます。
コロナ禍から,日常に戻って二ヶ月です。
学校教育も再開され,校内研修も進んでいるようです。

ただ,第2波とも言える感染拡大が叫ばれているので,安心はできません。
臨時休校中と同様の警戒や対策をしなければなりません。

さて,それでも国の方針として,「with コロナ」を勧めている以上,学校教育もそれを実践に移していかなければなりません。

今日,明日の研修会の資料を作成しました。それを紹介したいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

はじめに

・言語活動を工夫する
・パフォーマンス単元を構想する
・対話的な授業にするために


1 言語活動を工夫する

(1)よりリアルな言語活動
・指導要領や教科書の例示してある言語活動
   一般的で,ある程度いつでもどこでも当てはまる…子どもたちにとって切実感やリアルさに乏しい
・言語活動例を含み込みながら,「今・ここ」を重視した言語活動を…パフォーマンス
   子どもや教師,学校という社会にある言語文化→社会に開かれている
   子どもたちにリアルであるということは,学習意欲につながる

(2)パフォーマンスの類別…※資料1 パフォーマンスの例
・文字パフォーマンス
・音声パフォーマンス
・身体パフォーマンス

(3)活動主義にならないために
・子どもたちに身につけさたい力
   イメージ化の力…登場人物の行動・様子・心情,場面の様子,叙述の具体,エピソード
・イメージ化をより促すために
   レトリック…意味のレトリック
         構成のレトリック
   思考法…比較,順序,類別・統合,類推,要約,多面的・多元的な見方


2 パフォーマンス単元を構想する…※資料3 単元構想

(1)単元主題の設定
・パフォーマンスを中核に
・「主題ー探究ー表現」モデル

(2)活動テーマの設定
・単元主題に至るための活動
・活動テーマは最後から
・子どもと一緒につくりあげる

(3)「一人読み」で「自分なりの読み」を
・「自分なりの読み」を形成する時間を確保
   授業時間+家庭学習
・ノートやワークシートに書き込ませる
   発達段階に応じて…テキストに棒線・書き込み,ノートやワークシートに


3 対話的な授業にするために

(1)「発問ー応答」型からの脱却
・「発問ー応答」型の問題点…※資料4
   受動的な態度
   問われないと考えないという習慣
・「参加ー構成」型へ
   子どもは自分なりの読みを持って,授業に参加
   教師は,それを組み上げて構成

(2)対話的な授業のルール
・意見のある子は立つ
   発表と発言
・「はい」の早い子どもに発言権が
   まだ言っていない子や回数の少ない子が優先
   教師の意図的指名
・賛成意見から発言する
   質問や反対意見を子どもは嫌がる
   「賛成」の反対は「反対」


4 おわりに

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 
ランキングに挑戦しています。
いつもクリックありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。 

校内研修会資料

明日は,他校の校内研修会に参加させていただきます。
コロナの緊急事態宣言が解除になって,授業と共に校内研修会も再開されました。

明日の研修会では,国語の授業をさせていただき,それについての事後研修会が開かれます。
国語の授業は,今年の2月以来久しぶりで,とても楽しみです。

その事後研修会の資料を作ったので紹介したいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 はじめに
・授業にかかわって
・主体的・対話的・深い学びの授業づくり

1.授業にかかわって

(1)物語の特性を…※資料1「カレーライス」本時案
・ぼくの心的葛藤と成長,それに気づいた父親との関係改善
   心の中の語り…内言,心的表現
   ぼくの行動から,その心の中を読み取っていく
・物語の特性と作家論
   人物の成長や変化と,その周囲の人物との関係の変容

(2)授業における学習規律
・意見のある子どもは立つ
   意見とは,「自分なりの考え」と他者に対する「賛成・反対・質問・わからない」
・「はい」の早い子から発言する
   「はい」が重なったり,同じ子どもばかりになるとき…まだ発言していない(少ない)子から
・賛成意見から発言する


2.主体的・対話的・深い学びの授業づくり…※資料2「質の高い実践をするために」

(1)カリキュラムをリデザインする
・年間指導計画の見直し
・単元の合体や,軽重を

(2)単元づくり
・単元主題と活動テーマ
・一次で「自分なりの考え」を形成する
   対話で「自分たちの考え」へ,表現で「自分の考え」へ
      
(3)「参加ー構成」型の授業へ
・うながす…「自分なりの読み」を伝えさせる
・つなぐ…賛成意見をつなぐ
・もどす…一人の読みを全体に返す
・ゆさぶる…固定化した読みを再思考させる
・問い返す…曖昧な読みを明確化する
・せまる…きちんと表現させきる
・意味づけ/価値づける…新しい知を獲得させ,学びを評価する   

3.おわりに

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 
ランキングに挑戦しています。
いつもクリックありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。 
プロフィール

weavingbe

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

楽天市場
タグ絞り込み検索
記事検索
  • ライブドアブログ