「教育実践を語る」服部英雄のブログ

授業のこと,学級経営のこと,家庭教育のことなど,教育全般にかかわることについて,これまでの経験や研究をもとに語っていきたいと思います。

図画工作

色鉛筆画

少し前に「大人の塗り絵」が流行り,色鉛筆で塗るのにハマったことがあります。
それを高学年の子どもたちにも取り組ませたことがあり,色や重色などの理解に役立ったことがあります。

それだけでなく,色鉛筆で色を塗るということには,精神的に落ち着いたり集中したりするのにも効果があるようなのです。

そして,最近SNSやYouTubeで,リアルな色鉛筆がを描いているのに出会いました。
それに興味を持って,次のような本や色鉛筆を注文しました。

林亮太の世界・技法と作品 スーパーリアル色鉛筆


この著者は,風景画をリアルに色鉛筆で描いて作品を制作されています。
その技法などがこの本には書かれていて,それらをこれから習得していきたいと考えています。

そして,風景画でなくてもいいので,リアルな色鉛筆画が描けたらいいなと思います。

 
 
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写生大会

今日は,全校あげての学校行事,写生大会でした。
各学年,テーマを決めて絵を描きます。

1年生は,ザリガニ。
2年生は,カマキリ。
3年生は,楽器を演奏する友達。
4年生は,草刈りをする人。
5年生は,自動車工場(こうば)
6年生は,思い出の校舎。

低学年は,ザリガニとカマキリのように,子どもたちの身近にいる生き物です。
中学年は,友達や人です。高学年は工場の様子や校舎です。
これらは,子どもたちの発達段階に即した,画材です。

2年生担任なので,カマキリを画材として描かせます。
その時,まず,カマキリをよく観察するところから始めます。
子どもたちには,今日のために,家からカマキリを持ってくるようにしました。

頭や胸,腹。かまや足。それらの形や色,さらには細かいところまで観察するようにしました。
この時,かごの中に入れて観察させました。
もちろん,詳しく見たい子どもたちは,かごから出して観察してもいいことにしました。

次に,カマキリをかごから出して,子どもたちと遊ばせました。
カマキリを直接触れない子どももいましたが,とにかく,遊ぶことが大切です。なぜなら,子どもたちは思考と活動の区別がまだきっちりとできない発達段階にあるからです。

以上の時間を30分程度とりました。
そして,いよいよ絵に描かせます。

その時の指導は,次の2点です。

1つ目は,画用紙にできるだけ大きく描くということです。
2つ目は,色の塗り方です。

2年生ですから,クレパスで色を塗ります。その時に,濃く塗りすぎてクレパスのカスが出ないようにすることです。そして,主となる色と仲良しの色を重ね塗りすることです。

後者は,技術的なものです。
仲良しの色というのは,色相環の近い色のことです。これらの色は,クレパスに限らず水彩絵の具でも,仲良しです。そして,仲良しの色は,結構重ねたり混ぜたりしても,色彩的に問題がないのです。

これらを指導して,後は,子どもたちに自由に描かせました。
ともすると,写生会の絵は,様々な作品的に出品することが多く,よりいい絵にしようと,教師が細かく指示を出しがちです。

しかし,それは作品主義であり,子どもたちの造形,色彩活動の妨げになります。教師から,ああだこうだと指示するのではなく,子どもたちが自由に描き,その過程で「どうすればいいですか?」のように迷ったり困ったりした時にのみ,助言するのがいいのです。

子どもたちの創造意欲や独創性を,教師や大人の理論で作品主義によって,歪めてはいけないのだと思います。


 
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2年生図工「絵の具を使ってみよう」

2年生で,初めて水彩絵の具を使います。
今日が,その最初です。

子どもたちは,これまでに絵の具セットを購入しています。
そのパレットや筆など全てのものに,名前を書くように指導しました。

それを持ち寄って,今日の図工の学習となります。
子どもたちは,初めて絵の具セットを使うので,何をどのように使うのかということを知りません。

そこで,まず,それぞれの呼び名を確認することから始めました。
パレット,絵の具,雑巾,筆,水入れなどなどです。
そして,水入れに水を入れることも,指導しました。

初めてなので,水入れの水を運んでいる途中に床にこぼす子どももいます。
そんな時は,教室から掃除用の雑巾を取ってきて拭くようにしました。

次に,パレットに絵の具を出します。
この時の指導内容は,次の2点です。

一つは,パレットの小さい部屋に全ての色を,爪の大きさぐらい出すという指導です。
二つ目は,水をどれぐらい筆に含ませるかという指導です。

これらの指導を終え,準備ができた子どもから,実際に画用紙に色を塗るようにしました。
最初は,かなり用心深そうに塗っていましたが,徐々に大胆になってきました。

この間,細かな指導や助言はしませんでした。子どもたちが,自ら水彩絵の具を画用紙に塗るという行為を自由に楽しめるようにしたかったからです。

最初は,単色だけを塗るようにしていましたが,子どもたちの中から,混色してもいいかという質問があったので,許可するとどんどんいろんな色を作っていきました。やはり,子どもの自然な興味は,単色からに混色に向かうのだなぁと,改めて思いました。

混色をしていると,いろんな色を混ぜすぎて,濁った色・きれいじゃない色になってしまう子どももいました。その子達には,『あんまり混ぜすぎると,きれいじゃなくなるんだね。』と声かけして,きれいな混色をする意識を持つことができるようにしました。

子どもたちは,色を塗るのに十分楽しんだようでした。
あとは,片付けです。
水入れやパレットの洗い方を説明し,今日の授業を終わりました。 

 
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写生大会2018

今年も写生大会がありました。
担任している5年生のテーマは,「秋の実り」です。

書き始める前に,子どもたちに線画について説明しました。
ポイトンは「生きた線」を描くということです。

「生きた線」とは,対象物をしっかり見ながら,ゆっくりと描く線のことです。
具体的には,なかなか説明できないのですが,同じ線をなぞったり,怖そうに短い線でつないだりせず,対象物を見ては少し描き,描いてはまた見るということを繰り返しながら,ゆっくり描くわけです。

次に,何人かの子どもが線画を終えた頃を見計らって,彩画について説明しました。
このとき重要になるのが,パレットでの色づくりです。

パレットのそれぞれの部屋(絵の具を出す小さい部屋,中ぐらいの部屋,大きな部屋)の役目については,以前のブログで書いているので,そちらをご覧ください。

写生大会2017

特に,大きな部屋での色づくりが重要となります。
大抵のパレットでは,三つの大きな部屋があります。

この一つの部屋に,一つの色を配します。

例えば,ナスビの紫色を塗ろうとしたら,この大きなへやに,その色を作るのです。
まずは,基本の色を作りますが,そこにいろいろな色を混ぜて,パレット上に少しずつ色の違う紫色を作っておくのです。

それを少し紙に乗せてはパレットに戻り,パレットから色をとっては紙にのせるというように,色を塗っていくわけです。

ですから,子どもたちがどんなパレットにしているかを見れば,いい色が出せるかどうかがわかります。
まずは,色を塗る前にパレットづくりが重要となるのです。

そして,紫色を振り終わったら,次に塗りたい緑色を残りの二つのうちの一つに,紫色と同じように色を作っていきます。三つ目の部屋も同様です。

三つとも色で埋まったら,新しい色を作るためのスペースが必要です。そんな時には,三つの部屋を水洗いし,新しく色をつくっていきます。

この作業は,大人も子どもも同じです。
いいパレットが作れれば,いい彩色ができるのです。

  

 
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水彩画2

昨日の続きです。
ゴールデンウィークがあけてから,彩色に取り組んでいます。

と言っても平日は,30分ぐらいしか時間が取れず,なかなか進みません。
この土日で,下塗りが終わりました。
その写真が,次の通りです。

IMG_0201


透明水彩絵の具なので,まずうすい色や明るい色から塗っていきます。
そして,色を重ねていくのですが。

これも,子どもたちの絵の描き方とは異なっています。
彩色も,昨日の下書きと同様,大人と子どもで描き方が違うのです。というより,子どもへの指導の仕方が,大人の描き方と異なっていると言った方がいいでしょう。

ただ,「うすい色から濃い色へ」ということや「重色」などは指導してもいいのではないかと思います。

 
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