「教育実践を語る」服部英雄のブログ

授業のこと,学級経営のこと,家庭教育のことなど,教育全般にかかわることについて,これまでの経験や研究をもとに語っていきたいと思います。

体育科

長距離走の指導

この時期、マラソン大会に向けて、あるいは耐寒訓練のために、朝の時間に駆け足をするところが多いのではないでしょうか。今年は、コロナ禍ですが、マラソン大会や耐寒訓練は屋外なので、実施されることが考えられます。

今年に限らず、例年、この朝の駆け足の指導について、教職員できちんとその方法を理解して、系統的に指導できればいいのにと考えます。

まず、低学年では、長い距離を同じペースで走るということを指導したいものです。
まだまだ幼くて、細かい身体的な指導をしても効果がありません。
ですから、まずは、いつもより長い距離を同じペースや気持ちで走るということを指導したいと考えています。

それでも、身体的には、「頭のてっぺんを糸か縄で引っ張られているように走る」ということを指導します。また、「吐いて吐いて、吸って吸って」という呼吸法も指導します。と、同時に、心情的に「一生懸命に走る」や「ペースを変えずに走る」という指導をしたいものです。というのも、心情的な要素が発達段階できに強いと考えられるからです。

中学年以降、走り方を指導します。
まずは、「頭のてっぺんを引っ張られているように走る」というのは、低学年の指導の継続です。

その上に、肩甲骨を少し寄せぎみにして、胸を張り気味にすること。腕を自分に合った方法で振ること。体感を意識すること。などを学年の発達段階に応じて、繰り返して指導します。

さらに、骨盤の上に上半身を載せていることや、骨盤を少し前傾させることなどをイメージさせて走らせます。これは、高学年からでないと難しいでしょうね。

また、準備運動や整理体操なども工夫をします。
準備運動では、リズム感を意識して、弾みをつけてするようにします。そうすることで、ある程度の心拍数をあげることができるからです。

と同時に、体感トレーニングをします。これは、次の六つです。
・肩甲骨をくっつける 20回
・大きく腕を上下に振る 20回
・ツイスト 20回
・膝を高く上げた足踏み 20回
・腹筋 10回
・背筋 10回
 
これらは、筋トレも含んでいるので、各学年でやった方がいいと考えています。というのも、子どもたちは発達段階にいるので、筋トレをしても筋肉自体が成長すれば、その筋肉のトレーニングをしなければならないからです。つまり、筋肉の成長に合わせてトレーニングが必要なのです。

そして、整理体操ですが、準備体操と同じ体操をしていては効果がありません。走ることで心拍数や呼吸数が上がり、体が温まっているので、柔軟体操を中心に行います。
 
これらの指導通り走れば楽に走れることを体感させ、より指導を効果的にします。

また、走ることはそれ自体が楽しいと、感じさせるため、色々な走り方をさせます。
マイペース走、タイムアタック、LSD(ロング・スロー・ディスタンス)などを混ぜながら、走らせます。

このように、朝の駆け足だけでも、多様な指導法があります。それらをうまく組み合わせて、子どもたちが走ることを楽しみ、より速く走れるようにサポートしたいものです。


 
ランキングに挑戦しています。
いつもクリックありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。 

長縄跳びの指導

長縄跳びには,「大波小波」と「回転とび」の大きく二つがあります。
「大波小波」は,長縄を回転させず,低いところで行ったり来たりしている縄を飛ぶ方法です。
「回転とび」は,長縄を回転させて,その中を跳んで抜けるという方法です。

どちらも,連続と連続でない跳び方があります。
特に,「回転とび」の連続は,「8の字とび」と呼びます。

子どもたちにとって,跳ぶ難易度から言うと,「大波小波」が簡単で,「回転とび」が難しくなります。さらに,それを連続した「8の字とび」は,さらに難しくなります。

連続して跳ぶためにも,まずは,「回転とび」ができるようにしなければなりません。
その指導方法が次のようなものです。

まず,縄を動かさず,3歩で走り込んで縄の中心に移動します。
そして,中心まで来たら,そこでジャンプして縄を飛び越えます。
こうして,移動の仕方を,習得できるようにします。

次に,跳んでから縄を抜ける練習をします。
具体的には,上の練習と組み合わせながら,縄を跳んだ瞬間に縄を回して,その中を走り抜ける練習をします。つまり,止まっている縄の上を跳んだ後に,縄が回るのを避ける練習をするわけです。

それができるようになったら,縄に入るタイミングを決められるようにします。
そのタイミングとは,縄が回ってきて,去っていく時です。
縄が去るのに合わせて走り込むわけです。

このタイミングが,なかなかつかめない時は,跳べる子が跳べない子に合図を出すようにしたり,教師の方でタイミングに合わせて「はい」と言う声を出したりします。

 

  

 
ランキングに挑戦しています。
いつもクリックありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。 

タグ・ラグビー

今,ラグビーWCが日本で開催されています。
今,その準決勝が行われています。

日本チームの活躍やそれに伴った盛り上がりも,記憶に新しいところです。

そこで,体育で,ラグビーをすることにしました。
と言っても,小学校ですから,タグ・ラグビーです。

これまで,4年生以上での実践はあったのですが,これを2年生という低学年でやるとどうなるかということも興味がありました。

タグをつけての鬼ごっこから初めて,ボールになれることから取り組んでいます。

単元主題は「タグ・ラグビーをしよう」です。

そして,タグ・ラグビーをするための活動テーマは,次の三つです。
「タグとりおにをしよう」
「ラグビーボールになれよう」
「タグ・ラグビーにちょうせんしよう」

今は,一次から二次の段階です。
子どもたちは,楽しんで取り組んでいます。

低学年の子どもたちも,今のラグビー熱を知っているからでしょう。
これからの授業が楽しみです。


 
ランキングに挑戦しています。
いつもクリックありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。 

運動会のダンス種目3

いよいよ2学期が始まり,運動会の学習のスタートです。
運動会では,学年の表現としてダンスをするところも多いのではないでしょうか。
また,ダンスが演目でなくても,応援合戦などの中でダンスをすることもあると思います。

そんなダンスをどのように作っていくか。
そのことについて,過去2回,このブログでも紹介して来ました。

運動会のダンス種目

運動会のダンス種目2

今回は,そんなダンス表現をつくる実際について,その指導法についてまとめていきたいと思います。

まずは,今日の学習です。
オリエンテーションと,サビとAメロの動きづくりです。

オリエンテーションでは,どんダンスにしたいかという子どもたちの意識を確認しながら共有し,これからの学習への意欲を高められるようにします。

そして,曲紹介です。
今年度,本校のダンス表現では2曲用意しています。

どちらも,子どもたちがよく知っている曲です。アニメになっていて,子どもたちのほとんどがそのアニメを見て,曲を知っていました。

曲を紹介したら,その曲に合わせて自由に表現します。
リズムを感じる。曲の特徴を知る。などなどがねらいです。

そして,いよいよ動きづくりです。
これまでのブログでも書いて来ましたが,指導者の方で,何もアイデアや腹案なしでは,活動が這い回ってしまいます。その結果,時間ばかりが過ぎていきます。

そうならないように,指導者は,事前に教材研究をし,子どもたちがどんな表現をしてもそれを受容できるようにしておきます。

子どもたちは,音楽に合わせて,それぞれが動き出します。
その動きを見て,腹案と照らし合わせながら,動きを決定していくのです。

まず,動きをつくるのは,サビからです。
今日の学習で,サビの動きは完成しました。

次に,Aメロです。
ここも,子どもたちの動きを拾い上げながら,指導者の腹案と照らして決めていきました。

このやり方の利点は,これまでのブログに書いていますが,みんなが楽しく活動できるということです。
やらされているのではなく,自分たちから表現しようと活動します。

また,このやり方だと,子どもたちと動きを決定したところで,その動きを覚えることができます。
「動くーつくるー繰り返す」ということが自然と発生するからです。

あらかじめ決まったのを,伝達するだけでは,このようになりません。
明日は,今日の動きを確認しながら,Bメロの動き作りを決め,1番の動きを完成させます。

子どもたちの表情は,生き生きとしており,楽しく学習することができました。

 

 
ランキングに挑戦しています。
いつもクリックありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。 

着衣水泳

先週の金曜日。
水泳の学習の中で,着衣水泳がありました。

子どもたちは,家から,長袖の服と長ズボンを用意してきました。
それを着て,プールに入ります。

まずは,普段通り,水着で入水します。
最初の水に馴染むのも普段通りです。

その後,持ってきた服を水着の上から着ます。
濡れた体には,長袖と長ズボンは着づらそうでした。

着衣を済ませてから,入水です。
そして,水着でやったのと同じ活動をします。

子どもたちは,
「重たくて,動きにくい。」
と,口々に言っていました。

この比較が重要です。
着衣する前と後で,どう違うかということを比較させるのです。
そうすることで,着衣時の大変さを実感することができます。

着衣時の水の重さや抵抗を実感した後,ペットボトル一つで浮くことができる活動をしました。
ペットボトルを胸に抱くだけで,体が浮くという実感を体験するのです。

低学年ですから,ペットボトル一つで楽々と浮きます。
高学年だと,ペットボトルがない時を想定して,ズボンの両足を結んで,浮き輪がわりにすることも体験させます。

この体験をもとに,水の中で着衣している時の大変さと,それへの簡単な対処の仕方を学ばせるのです。
それが,いざという時の災害や事故に役に立つのです。
  

 
ランキングに挑戦しています。
皆さんの,クリックでさらに上位に行くことができます。
よろしくお願いします。 
プロフィール

weavingbe

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

楽天市場
タグ絞り込み検索
記事検索
  • ライブドアブログ