「教育実践を語る」服部英雄のブログ

授業のこと,学級経営のこと,家庭教育のことなど,教育全般にかかわることについて,これまでの経験や研究をもとに語っていきたいと思います。

授業革命

第一回校正

今日、ゲラ刷りの原稿が届きました。
これから、校正の作業に入ります。締め切りは、4月12日です。それまでに最低2回は校正したいと考えています。

というのも、この校正が苦手なのです。
しっかり校正したつもりでも、間違いが残ることが多いのです。
これまでの出版物でも、そのようなミスがいくつかありました。

やはり時間をかけて、繰り返して校正しなければならないと痛感しています。

しかも、今回は、一回の校正だけとなります。
出版を4月中にしたいと考えたからです。

つまり、今回のゲラに赤を入れたら、それで終わりなのです。
それで、書籍化されます。

さまざまな媒体のある現代、印刷した書籍の売り上げは、下がっています。
ですから、2刷り、3刷りと重版することは、特に教育書ではあまりありません。
これまで出版した単著も、2刷りにはなりませんでした。

そういう状況を考えても、今回の校正が重要となります。もし、2刷りになれば、その時に校正や改正が可能なのですが、そうならないのであれば今回が最終校正となります。

もちろん、出版社の方でも校正をしていただけるのですが、それは、表記上の校正です。内容的なことや誤字脱字の校正は、著者の責任です。

この校正が終われば、タイトルの決定と表紙のデザインになります。
タイトルは、「授業革命 ー「発問ー応答」型から「参加ー校正」型へー」としようと考えています。
表紙のデザインは、出版社にお任せです。

どうすれば、適切な校正ができるのか、これから考えて、取り組んでいこうと思います。 

 
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ファイルの整理

昨日までの,怒濤の研修講座が終わり,今日は一日ゆっくりと(?)出勤でした。
かなり時間があることが予想されたので,これまでいくつかのパソコンに分散しているファイルを整理することにしました。

パソコンの中には,前のファイルをそのまま移行しているので,重複するファイルもあります。
また,全く使用方法を変えて用いているパソコンもあり,そのファイルを集める必要もあります。

ファイルは,1999年度からです。
ちょうど,前任校の附属小学校に勤めたときです。
そのときの担任は,4年生でした。

初めての附属小学校。
初めての研究。
と,何から何まで初めてでした。

ファイルを整理しながら,そのときのことを思い出していました。
その子どもたちも,今では,立派な大人です。
25〜6歳になっていると思います。

次の2000年は,2年生の担任です。
生活科や情報教育に取り組んでいたことを思い出しました。
今では,ICT教育と呼んで,情報教育という言葉も使わなくなったようです。

この子どもたちは,思い出の深い子どもたちです。
というのも,その後,5・6年を担任することになるからです。

学級替えがあるので,全員というわけではありませんが,何人もの子どもたちが3年間担任したことになります。小学校6年間の3年間ですから,半分に当たります。

そして,次の2001年は,5年生担任です。
附属小学校の5年生は,高学年ということでいろいろと忙しくなります。

林間学校や,スキー合宿,総合学習のミュージカルづくり,運動会のマスゲームづくりなどなど。
ファイルの中には,ミュージカルやマスゲームの音楽ファイルもあって,懐かしい限りでした。

今日は,一つのパソコンから,この3年間のファイルを整理して,外付けハードディスクにコピーしました。別のパソコンにもこの3年間のファイルがあるので,それらも集めてこようと考えています。

それぞれのファイルに懐かしさがありますが,それらを整理するのは,何も思い出に浸るためではありません。今回整理しているのは,授業づくりや実践報告,論文やそれらの資料なのです。今日はまだ手を付けられませんでしたが,写真や動画も集めて整理しようと考えています。

その目的は…。

これら整理したファイルを一つのノートパソコンに移します。そして,そのパソコンを持ち運んで,これからある研修会で,必要なときに示すためなのです。

研修会では,毎回違う資料を用意します。
これは,こだわりです。
いつも同じ資料を使って話をされる大学の先生がいて,それだけはやめようと思ったからです。

つまり,研修会のテーマにあった資料を毎回用意するのです。
それでも,ときどき,資料にないことも質問されたり,そんなときにあれを持ってきたらよかったと思ったりすることがあります。そんなときに,さっと,出せるようにしたいのです。

明日も,一日出勤です。
今日の続きを,楽しみながらやりたいと思います。

 

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6年生国語「生き物はつながりの中に」2013

これまで,音読練習を進めてきました。
学校で教師の範読と音読練習,家庭での音読練習などです。

音読がスラスラ出来るようになれば,文章の大体を把握していると判断できます。
逆に,どこかでつまったり間違えたりするときは,そのつまったり間違えたりした言葉に馴染んでいないことを意味し,文章の大体を把握することも出来ていません。

この判断,つまり評価で,今の子どもたちはまだまだなのですが,一人学習に取り組ませるために,子どもたちと語り合いながら,文章の大体を把握できるようにしました。

そして,この文章全てを一人で,伝えることは大変だということを共通理解しました。
単元主題は「研究者になって伝えよう」です。 

そこで,自然と子どもたちの意識は,分担して伝えることに向かいます。
この分担への意識が,文章の組み立てを理解することにつながっていきます。
つまり,どこを分担の区切りとするかということが,文章構成の区切りと重なるからです。

子どもたちと確認しあって,この文章では,三つのつながりがあることをおさえました。
「内と外とのつながり」「個体としてのつながり」「長い歴史の中でのつながり」の三つです。
形式段落との関係を見ると,次のようになります。

2・3段落…「内と外とのつながり」
4段落………「個体としてのつながり」
5段落………「歴史の中でのつながり」

そして,どのつながりを伝えたいかということを決めさせました。
そのつながりについて,伝えるのに大切だと思う言葉を見つけさせていきます。

しかし,それだけでは,1段落,6段落,7段落を読み取ることができません。
実は,1段落は話題提示,問題提起で,6段落はまとめ,7段落は主張となっており,それぞれどのつながりを紹介するのにも役立ちます。

そこで,伝えるのに大切だという言葉を,それぞれのつながりで,次の段落から見つけるように指示しました。

「内と外とのつながり」…1・2・3・6・7段落
「個体としてのつながり」…1・4・6・7段落
「歴史の中でのつながり」…1・5・6・7段落

これらの段落から,それぞれ大切だと思う言葉や叙述,大切だと思った根拠をワークシートにまとめさせていきます。

 

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授業革命3

授業革命では,発問を重視しないということを以前に書きました。
今回は,教師がいなくても授業が始まることについてまとめたいと思います。

一般的な授業では,教師が教室にきて
「今から,〜の学習を始めます」
などの子どもの号令で,授業が始まります。

その後,教師が,
「今日の学習は…」
のように学習場面や学習課題を提示し,それについて学習が始まるのです。

言い換えると,教師が今日の学習を子どもたちに示さないと,授業は始まらないのです。

では,教師が教室に行くまでの時間,子どもたちは何をしているのでしょう。
わいわいと騒いでいるなどは,問題外です。

よく見られるのは,読書をしている,宿題の答え合わせしている,音読しているなどです。これらは,学習にかかわることをしているので,それなりに意味はあります。

しかし,これらの活動は,その時間の学習と関係がないことが多く,その時間の学習内容や活動を減らしていることになります。

そこで,教師がいなくても,時間になれば子どもたちでその時間の学習内容をするように指導します。

そのためには,まず子どもたちが,その時間に何を学習するかということを知っていなければなりません。学習場面や学習課題を教師に提示されなくてもいいように,前日の連絡で子どもたちに知らせておくとか,小黒板に明示しておくとかするわけです。

次に,事前に子どもたちに学習場面や学習課題に対する,自分なりの考えを持たせなければなりません。それが,前回も書いた,一人学習や予習になります。

そして,学習の進め方も指導しておきます。
意見のある子どもが,自ら「はい」と返事をして発言すること。
「はい」が重なったら,まだ言っていない子ども,発言回数の少ない子どもに優先権があること。
賛成意見からつないでいくこと。
などが,主な指導内容です。

このように指導すれば,子どもたちだけで学習進められます。これまでの経験では,低学年の2年生でも可能でした。ですから,ほとんどの学年でできるはずです。




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兵小国中央大会12

今年は,神戸で開催されました。
昨年度,丹波市で,私が授業を公開した大会です。この大会では,1時間目が会場校の先生の授業公開があり,2時間目に県内の各支部から授業者が集まり,会場校の子どもたちと授業をするのを公開します。

今年は,隣市の小学校の先生が代表となって,授業を公開されました。
この公開に向けて,市の担当者会の先生方が,事前検討や研修会などでサポートされていました。
そして,私も,その小学校や担当者会にお邪魔し,これまで共に研究や研修をしてきました。

今日が,その発表会です。

授業者である先生は,なかなかすごい授業をされました。
そのすごさは,徐々に参観者が増えていったことや,分科会に残りたいという先生が増えたことが示しています。

教材は,3年生の「モチモチの木」でした。
その教材を,「読むこと」と「書くこと」を関連づけるという提案の単元を構成されたのです。この単元構成は,「パフォーマンス単元」としてこのブログで紹介しているものです。

この提案はもちろんですが,説得力があったのは,やはり授業です。

先生は,子どもたちとの出会いからわずか4時間目というのに,子どもたちの名前を覚え,自分の学級のように授業されました。最初は,緊張されていたのか,やや固い出だしでしたが,しばらくしていつもの調子を取り戻されました。

特に,「やい,木ぃ,モチモチの木ぃ。実ぃ,落とせぇ」のところで,「ぃ」や「ぇ」のが必要かどうかの比較をされたとき,授業によいテンポが生まれ,盛り上がりました。ひとつ目のヤマ場と言えると思います。その後,「かた足で足ぶみしながら」のところを動作化されたり,昼間の場面の対比について考えさせたりと,盛り上がる場面があり,子どもたちが食いついて来ました。

板書もすばらしく,昼間の豆太と,夜の豆太を対比がよくわかるように整理され,さらに「モチモチの木」と呼んでいる豆太の気持ちにまで触れられ,それが黒板にきちんと書かれていました。チョークの色づかいもとてもよかったと思います。

分科会でも,提案内容やヤマ場,板書などが話題になりました。この分科会では,市の担当者の方が司会と記録をされました。司会の先生の見事なマネジメントにより,この分科会でも,参加者の意見が途切れることなく,盛り上がったものとなりました。

これまで,授業者の先生の学校で共に研究させていただいたり,担当者会で共に研修させていただいたりし,そして今日のいい授業や分科会に参加させていただくことができ,大変うれしく思いました。



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