「教育実践を語る」服部英雄のブログ

授業のこと,学級経営のこと,家庭教育のことなど,教育全般にかかわることについて,これまでの経験や研究をもとに語っていきたいと思います。

小ネタ

国語の授業小ネタ集2

これも低学年でよく見られます。

教師が発問すると…,
「はい」
「はい」
「はい」
「はい,はい」
と,ほぼ学級の子ども全員が手を挙げ,答えようとするのです。

ほぼ学級の子ども全員が「はい」と言うので,教室は騒然となります。
そして,教師が指名するまで,「はい」の騒音(?)は続きます。

さらに,教師が誰かを指名すると,当てられなかった子どもから,
「ちぇ」
や,
「ちっとも当ててくれない」
などの不平や不満が出ることもあります。

このような教室全体が「はい」の嵐になることを,青木幹勇先生は,「ハイハイ病」と名づけられ,それを国語の教室からなくさないといけないと,おっしゃいました。私も,全く同感です。

では,なぜ,教室に「ハイハイ病」が蔓延するのでしょうか。

その理由は,教師の発問にあります。
実は,教師の発問が簡単すぎるのです。
簡単すぎて,誰でも答えられるから,ほとんどの子どもが「はい」「はい」と答えたがるのです。

このような授業スタイルでは,発問が難しい時には,一気に「はい」の潮が引いていきます。
沈黙になるのです。 そうなるとそれで,教師は焦ってしまいます。

このような状況を改善するにはどうすればいいのかというと,やはり発問について考えなければなりません。さらに言うと,このような簡単すぎる発問も難しい発問もしない方がいいのです。もっと言うと,発問はできるだけしない方がいいのです。

「えっ,発問しないで,どうやって授業を進めるの?」
 という声が聞こえてきそうです。

その答えは,あらかじめ子どもたちが自分なりの考えを持っているようにすればいいのです。そうすれば,教師は発問せずに,子どもたちに自分の考えをみんなに伝えるようにうながすだけでいいのです。 

このような授業スタイルを「参加型」と呼んでいます。一方上述の発問で進める授業スタイルを「発問ー応答型」と呼んでいます。

これまで,「発問ー応答型」で授業をされている先生は,ぜひ,「参加型」に挑戦してみてください。
きっと,「ハイハイ病」が治ると思います。

 


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国語の授業小ネタ集

子どもたち「はい。」
     「はい。」
     「はい。」 
先生   「じゃあ,Aさん。」
A児   「………,  …,忘れました。」
先生   「忘れたの? それじゃぁ,思い出したらまた発表してね。では,別の人。」
子どもたち「はい。」
     「はい。」
     「はい。」
先生   「それじゃあ,Bさん。」
B児   「……,  …,忘れました。」

時々授業で見かける光景です。特に,低学年に多いように思います。

この「忘れました」は,伝染します。
一人の子どもが「忘れました」というと,次の子も,また次の子も「忘れました」となりがちなのです。

参観日や研究授業のときに,「忘れました」の伝染が起こると,先生も冷や汗ダラダラとなります。また,そういうときに,この伝染は起こりやすいのです。

きっと,子どもたちもいつも以上にがんばろうと,挙手して,発表しようとするのです。しかし,緊張や,がんばり過ぎから,「忘れました」となってしまうのです。

こんなとき,先生は,どう対処すればいいのでしょうか。

上のように,「忘れたら仕方ないね」や「思い出したら,また発表してね」では,うまく対処できません。これらは,子どものことを思いやっているように見えますが,実は,そうではないのです。発表しようとしている子どもたちです。きちんと発表しきることが,子どもの思いをくんでいることになるのです。

そこで,「忘れました」には,やさしく
「そんなに簡単に,忘れませんよ。よく思い出してね。」
と,簡単に発表をやめさせません。

さらに,
「今ね,◯◯さんが〜という意見を言ったのね。それに賛成?」
子どもがうなずいたら,
「それじゃぁね,はい,ぼくも◯◯さんに賛成で,〜と言えばいいのですよ。言ってごらん。」
と,子どもにおうむ返しさせるのです。

そうすることで,子どもは,自分の言いたかったことを思い出して,発言しきることができます。これが,子どもたちに「迫る」ということなのです。教師は,「ひるんで」はいけないのです。ちなみに,上の,「〜」は,同じ内容を示しています。




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新学期に向けて

新学年度がスタートしました。
今日は,辞令が出る日で,職員が全員そろいません。
ですから,職員会議は,明日になりました。

辞令が出たので,異動で来られる先生方が,いらっしゃいました。
本県では,市内の人事異動なので,知った先生方が多いようです。

しかし,団塊の世代の退職数が多く,新任の先生がたくさんいます。行政区の採用は,何と 300人弱です。新任の先生方は,行政区での辞令式,市の辞令式,と式が連続して,学校に着任したのは,夕方です。そして,明日は,1日新任研修会が予定されています。

いよいよ新学年度が始まり,いろいろとやらなければならないことがあります。
まず,職員室の机の移動です。

新しい学年に合わせて,先生同士が連携を取りやすいように机を配置し,そこへ移動させます。
移動のさせ方はいろいろです。
机の中身だけを交換するという方法,机をそのまま移動させる方法,などなどです。

しかし,これまでの経験で一番楽なのは,机の上の荷物や引き出しを職員室の廊下や,移動させなくていい先生の机の上に置き,机を軽くして移動させるという方法です。

引き出しを抜けば,普段は重い机も軽くなり,力の弱い人でもらくらくと運べます。

また,どのような順で移動させるかということも重要になってきます。数が変わらず,位置だけを変えるということは,「箱入り娘」というパズルのようになるからです。この移動させる手順は,だれか一人が指示を出したほうがうまくいきます。それぞれでああだこうだと言っていると「船頭多くて…」となりがちです。

その他,今日は,名簿の確認や,事務的な整理などで終わります。教室が片付いていない先生は,もちろんそれもやらなければなりません。

今の時代,名簿類は,デジタル化されています。児童名簿や出席簿などは,パソコンで処理されます。年配の先生は,「教務必携」というノートを持たれる方が多いようですが,それらも全てノートパソコンでします。MacBookairなら,今CMで話題のウルトラブックで,軽くて便利です。

明日は,新学年度最初の職員会議です。


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